インフラ・セキュリティ・ネットワークエンジニア株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ
Top
 

クラウド革命 ~ 徒然なるままに ~(5)クラウドはなぜ革命的と呼ばれるのか?その2

N&I SystemsTechnology クラウド革命 ~ 徒然なるままに ~(5)クラウドはなぜ革命的と呼ばれるのか?その2

クラウド革命 ~ 徒然なるままに ~(5)クラウドはなぜ革命的と呼ばれるのか?その2

N&Iシステムズ マーケティング担当の内藤です。先週は体調不良のためこのコラムをお休みさせていただきました。ご容赦ください。インフルエンザなどが流行っていますので、皆様も体調には充分お気をつけください。

今回は、前回に引き続き、クラウドはなぜ革命的と呼ばれるのか?について考えてみたいと思います。

リスクからの開放

第二の理由は、コンピュータシステムの「所有リスク」からの解放、もしくは低減です。

 

会社が倒産する理由のひとつとして「過剰設備投資」があります。

今までは、コンピュータシステムは非常に高価で、かつ簡単に追加したり減らしたり出来るものではありませんでしたので、この投資は大きなリスクになりました。

もちろん、ビジネスが事業計画どおり安定的に拡大していけばよいのですが、この変化の激しい時代にビジネスを安定的に維持拡大していくことは容易なことではありません。

予定に反して、事業が大きくマイナスになったときには「過剰設備」が経営の大きな負担になります。逆に、事業が大きくプラスになってもシステムが簡単には対応できずビジネスチャンスを逃してしまいます。

更に、導入してから数年間はそれを維持していかなければならないのです。
これは非常に大きなリスクです。また、システム導入で失敗すると会社の屋台骨を揺るがしかねません。

システムの「陳腐化」のリスクもあります。
導入したシステムが時代の(社会の)急激な変化で使い物にならなくなってしまっても、(未来へ)投資した金額は元には戻りませんでした。

 

クラウドによる「所有するもの⇒利用するもの」への変化は、上述のリスクから開放、もしくは大幅にリスクを低減する力を持っています。
システムは事業計画に沿って事前に準備しておくものではなく、実際の事業の拡大・縮小にあわせて自在に変更できるものになるのです。

クラウドであれば、いつでも拡大でき、いつでも止められるのですから。
過剰なほどの余裕率も不要になります。

また、システム導入の失敗の影響も格段に小さくなっていき、導入の失敗が会社の屋台骨を揺るがすような事態は(今までのシステム導入と比較すれば)圧倒的に少なくなると思われます。

つまり、コンピュータの「所有リスク」≒「過剰設備投資・失敗」により会社や事業が壊滅的な打撃を受けるようなことは、圧倒的に少なくなっていくということになります。

これにより、今までではリスクが高くてとても投資できなかった領域までもチャレンジする会社や事業体、個人が増加していくでしょう。

リスクが軽減されることで、オンラインゲーム業界で流行している「フリーミアム*1(アイテム課金)」のように、従来では考えられなかったようなマネタイズ手法やビジネスモデルもどんどん出現し、時代は、よりチャレンジャブルで変化に富む世界に突入していくことでしょう。*2

革命を起こす道具

コストやリスクが圧倒的に少なくなるということは、財力や資産が潤沢に有る大企業と、資金力のない中小企業やベンチャー企業(スタートアップ)との差がなくなってくるということにつながってきます。

今までは資金力のある大企業でしかビジネス化できなかったような革新的な技術やアイデアも、これからは資金力のない小企業でも容易にビジネス化できるようになるでしょう。

いえ、むしろ、規模が小さく対応がすばやい小企業のほうが有利かもしれません。

 

貧者が王族や貴族を倒すことを「革命」と呼ぶのであれば、いまクラウドが引き起こしている社会的な動きは、まさに「革命」を起こす道具(クラウド)が世界中で使われ始めたということなのではないでしょうか?

 

最後の理由は次回以降で。

 

*1 「フリー(無料)」+「プレミアム(割増料金)」の造語で、基本的なサービスを無料で提供し、特別な機能やカスタマイズされた付加価値サービスを有償で提供するというもの。主にWebサービスやソフトウェア、コンテンツのような、無料で提供するコストがゼロに近い、Web上にて提供できるサービスで採用されているビジネスモデル。

*2 もちろん、変化が(ほとんど)ない世界、昔のようにひとつのビジネスモデルや商品が30年持続するような世界では、このクラウドのメリットはあまり享受できません。しかし、このような牧歌的なビジネススタイルは、グローバル化した現代社会ではほぼ絶滅してしまうのではないでしょうか?

 

naito

Top