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前回、これが必須!「アプリケーションの仮想化」のお話をしましたが、
今回はもう少し具体的に「仮想化のコストメリット」について書きたいと思います。

仮想化のコストメリットとは

システムインフラを構築する際に目標とするところは、ざっくり言うと「より速く」、「(容量が)より大きく」、「より安全に」、「より安定した」の4要点しかありません。

そこに「金額」という対価を割りあてて取捨選択することになります。
仮想化すると速くなる訳でも安全になる訳でもないのですが、サーバ台数を劇的に削減するコスト効果を主眼とすることが多いです。
と言うよりハッキリと省スペース省コストが目的です。

ガリガリと日中大稼働するデータベースシステムなどを除けば、アクティブディレクトリやファイル、メールなどの情報系サーバは、80万円程度のIAサーバに10台程度乗せることもざらです(HDD満載するともっと高くなりますが)。
10台を単独で建てた場合、半分の40万円のサーバを使うとして400万円。
ハードウェア代金だけで実に320万円も得した形です。

それ以外に、私が仮想化提案する際によく出すのが「電気代」です。
おそらくピンときてない方が多いかと思いますが、実はコレなかなかバカにできない数値になります。
それでは仮想化でサーバ台数を減らすことによる電気代の削減効果を計算してみましょう!

 

実際に計算してみると●●万円も違う!

構成によって結構変わってきますが、前述の40万円のIAサーバだと最大消費電力は300Wくらいなので、その40% の120Wくらいが平均消費電力です。
サーバは24時間稼働しますので一ヵ月を30日として

120W × 10(台) × 24(時間) × 30(日) = 864kWh (864,000Wh)

電気料金はプランで結構単価が違うのでややこしいのですが、東京電力の従量Cプランだと1kWhあたり30円(厳密には29円93銭)

864kWh × 30(円) = 25,920円/月

一方80万円のサーバ1台を500Wとして同様に計算すると、4,320円/月

300Wサーバ10台を5年運用すると 1,555,200円
500Wサーバ1台 を5年運用すると 259,200円

どうです!130万円も違います!電気代はバカにできないのです!
仮想化してヨカッターヽ(*´∀`)ノ
「省電力サーバ」なんて売り文句が、今後少し気になるのではないでしょうか??

TAKAHASHI

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