株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ

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Technology

2012年に実施された「中小企業等のIT活用に関する実態調査」によると、中小企業におけるITインフラの導入率は高く、60%からものによっては90%を超える満足度が得られているというデータがある。しかし、現実はどうだろうか。今回は、ネットワーク保守問題の解決策として「オールインワンネットワーク」に着目してみよう。

 

「中小企業のIT活用」の現状

「中小企業等のIT活用に関する実態調査」の中で「これまでのIT化の満足度・効果」についてリサーチしたところ、ITインフラ(サーバー・ネットワーク・パソコン等)導入率や満足度は高いが、情報システム部門における管理面ではさまざまな問題が見られるという。
たとえば、専任担当者のいる企業は全体の6割強ほどであり、行き届いた管理ができていないことがあげられる。中には、兼任担当者1名が全国各地を巡ってネットワーク機器の障害対応やシステムの監視を行っているといったケースもあり、担当者への負担が大きくなっている。

 

期待される「オールインワンネットワーク」

そのような問題に対する解決策として出てきたのが「オールインワンネットワーク」だ。回線・ルーター・遠隔監視・報告が1つのパッケージとなっているので、担当者及び企業の負担が軽減される。万が一、問題が発生した場合でも、リアルタイムでユーザーに通知され、同時に企業の窓口へ連絡することで対応が行われる。
運用レポートが提出されるので、企業も実態を把握しやすく、閉域のIPネットワークによりセキュリティ面の安全も確保される。負担の軽減、コスト、安全面など多方面から安心をもたらしてくれるのだ。

 

ケーススタディで見るネットワーク保守問題と解決への道程

ある企業のシステム運用課では、VPNの運用負荷及び担当者への負担過多を課題としており、解決のためオールインワンネットワークの利用を決めた。導入に至る経緯は何だったのか。その課題をどのように解決したのかを見てみよう。

 

担当者への負荷とさまざまな問題

システム担当者はこれまで、回線を取り替えて、より安定した通信が出来るように努めてきた。しかし、ルーターの老朽化によってVPNの通信障害が多々発生するようになり、店舗からのデータ送信が不可能になったり、売上や発注の管理ができなくなったりと、多くの問題が発生していた。
そのたびに担当者は各店舗へ足を運び、現地の状況を見て、原因の特定や復旧作業を進めていた。再起動や挿し直しで戻る場合もあれば、ルーターが全く動作しないこともあり、担当者の苦労がしのばれる。

 

オールインワンネットワーク導入

担当者への負担軽減及びスムーズな運用管理に向け、企業は「オールインワンネットワーク」の導入を決めた。回線・ルーター・遠隔監視・報告がパッケージされているため、問題発生のたびに担当者が現地へ赴く必要がなくなり、いち早い対応も可能となる。さらに、故障時の切り分けも不要だ。しかも、今回導入した「オールインワンネットワーク」では、初期費用がかからず、導入の敷居が低かった。

 

導入後のメリット

アプリケーションの通信を検証したところ、問題がなかったため導入をスタート。およそ1ヶ月間で約80店舗のリプレースを行った。導入後は通信品質や速度の向上も見られ、安定した稼働となり、安心感がもたらされた。さらに、管理を外部に委託したことで、担当者は本来の業務に専念できるようになった。

 

まとめ

ケーススタディで見たように「VPNの運用負荷及び担当者への負担過多」は、「オールインワンネットワーク」の導入により解決へと向かい、導入企業は多くのメリットを手にした。初期費用のコストの低さとワンストップサービスが導入の決め手となり、導入後は通信品質や速度の向上ならびに安定した稼働が確認され、その結果、担当者の負担は軽減され、本来の業務に専念できるようになった。
中小企業の安定したネットワーク保守において同様の悩みを抱えている場合も、「オールインワンネットワーク」導入の検討は一つの有効な手と言えるだろう。

 

参考:※外部リンク

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