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Technology

無線LANを使う際、アクセスポイントに暗号化機能を有用化することで、さらにセキュリティの万全さが保たれる。この暗号化に用いるのがセキュリティキーだ。しかし、いざ設定を行う際、「手元に控えがない」「どうやって調べればわかるのか」などと戸惑ってしまうこともあるだろう。
今回は、OSが異なっても使える共通の調べ方と、Windows7とWindows8、OSごとに異なるセキュリティキーの調べ方について解説していこう。

OSが異なっても使える共通の調べ方

無線LAN機器本体にはラベルが貼られており(印字の場合もある)、ここにセキュリティキーが記載されている。位置は機器ごとに異なるが、本体の側面や底面、または電池カバーの裏になるので、さまざまな箇所を見ておくとよい。あらかじめ、製品マニュアルを参照することでラベル位置を知ることも可能だ。
しかし、無線LAM機器本体が高い位置にある、手前に物があり確認することが不可能など状況によってラベルを見ることが難しい場合もあるだろう。その際にはOSごとに異なるパソコンからの調べ方を利用すると良い。

1. Windows 7

Windows7の場合におけるセキュリティキーの調べ方は、下記の手順になる。

  1. 無線LAN機器本体と接続したパソコンからブラウザを起動し、ルータのIPアドレスを入力する。使用する機器によりIPアドレスは異なるため、あらかじめ調べておく必要がある。調べ方は、「スタート」からファイル名を指定して実行の欄に「cmd」と入力。すると、コマンドプロンプト画面に移行するので、そこで「ipconfig」と入力する。その際、デフォルトゲートウェイ(Default Gateway)に出る値がルータのIPアドレスだ。
  2. 調べたIPアドレスをブラウザに入力すると、ユーザー名とパスワードを入力する画面に移行する。
  3. 多くの場合は、ユーザー名欄に「root」、パスワード欄にも何らかの数字が入っているので、そのままOKボタンを押すと良い。もし、何も入っておらず空欄の場合は、ユーザー名欄に「root」パスワード欄には何も入力せずにOKボタンを押す。もし、無線LAN親機にパスワードを指定している場合は、パスワード欄に設定したパスワードを入力する。
  4. 無事に入れた場合、設定内容が表示されるので、そこに記載されているセキュリティキーを控えておく。

2. Windows 8

続いて、Windows8におけるセキュリティキーの調べ方をお伝えする。

  1. 画面左下にマウスカーソルを置いて右クリックし、コントロールパネルをクリックする。(ショートカットは「Windowsキー」+「Xキー」)
  2. コントロールパネル内にある「ネットワークとインターネット」に入る。「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックすると、「ネットワークと共有センター」が表示。
  3. 「接続:」の右に表示されている「Wi-Fi」をクリックすると「Wi-Fiの状態」が表れるので、「ワイヤレスのプロパティ」をクリックする。そして、次画面の「セキュリティタブ」をクリック。
  4. セキュリティの種類・暗号化の種類に続いて、ネットワークセキュリティキーが表示されるが、伏せ字になっている。ここで「パスワードの文字を表示する」にチェックを入れると、セキュリティキーが見えるようになるので、この値を控えておく。

まとめ

セキュリティキーの調べ方を改めて振り返ろう。

  • OSが異なっても使える共通の調べ方としては、無線LAN機器本体に貼られたラベルや印字の確認。
  • Windows7では、ルータのIPアドレスをブラウザに入力。その後表示される設定画面より、セキュリティキーを確認し控えておく。
  • Windows8の場合は、コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」へ、続いて「ネットワークの状態とタスクの表示」より「ネットワークと共有センター」に。表示画面の「Wi-Fiの状態」より「ワイヤレスのプロパティ」に入ったらセキュリティタブをクリックし、伏せ字になったセキュリティキーを表示させ、数値を控える。

参考:※外部リンク

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