株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ

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はじめに

こんにちは。
今回は、私がS株式会社様のもとで携わった銀行向け顧客対応業務のアプリケーション開発についてお話しします。
小規模チームで進めたアジャイル開発の進め方や、Forguncyを活用したローコード開発の実践例を中心にまとめました。

業務概要

私が担当した業務は大きく分けると、以下の2つです。

  • 顧客対応業務
    銀行の顧客対応に関する申請受付や内容確認、銀行へのデータ連携などを行う業務。

  • 予算案作成業務
    部署ごとの翌年度予算案作成を円滑に進めるための業務支援。

これらの業務では、Excelにデータが散在しており、手作業による負担が大きくなっていました。
そこで、データを整理・統合し、Forguncyを用いて業務アプリケーションとして再構築することになりました。

開発までの流れ

業務アプリ開発は、概ね以下の流れで進めました。

1. 業務ヒアリング

顧客対応業務については社内でもほぼ新しい取り組みだったため、キックオフから2週間ほどは、共有されたマニュアルの読み込みや関係者への聞き取りに注力しました。
今振り返ると、この期間で業務をできるだけ正確に理解できたことが、その後の開発をスムーズに進めるうえでとても重要だったと感じています。

2. データ整理とDB構築

Excelに点在していたデータを整理し、アプリケーションで扱える形に整えました。

3. アプリケーション開発(Forguncy)

整備したデータベースを参照しながら、Forguncyで画面や処理を作成しました。

4. ユーザー評価・フィードバック反映

形になったものをユーザーに触ってもらい、フィードバックを受けて改修する、という流れを繰り返しました。

アジャイル開発の進め方

ヒアリングの結果、大きく以下のような業務に分けられることがわかりました。

  1. 顧客からの架電対応、聞き取った内容の入力
  2. 申請書の作成、顧客への送付
  3. 受領した申請書の入力
  4. 3から作成したデータを銀行へ共有

この1〜4の間で、関係機関へデータをアップロードする作業も存在していました。ただし、

  • 開発期間内での対応が難しそうだったこと
  • Forguncy上にデータがあればExcelで代替可能だったこと

から、今回はスコープ外としました。

このように取捨選択を進める中で、自然と優先順位も見えてきました。
今回のケースでは4:銀行へのデータ共有が最も重要であり、そのためには3:申請書入力が不可欠でした。

さらに「1」の前段で別データを取り込む必要があることもわかり、まずはそれらを中心に開発を進めました。

ある程度形になった段階でユーザーに評価してもらい、機能面の要望や画面修正を反映しつつ、他業務で使用する機能や画面を追加していく、というサイクルを繰り返しました。

スプリントは明確には区切らず、課題管理表を作成して、

  • 指摘内容
  • 対応状況(未対応/対応中/開発済)

が分かる形で管理していました。
どちらかというと、プロトタイプ開発に近い進め方だったと思います。

Forguncyを使ってみて感じたこと

ノーコード/ローコードの開発プラットフォームは、独自の用語や考え方に慣れるまで少し時間がかかる印象があります。
その点、ForguncyはExcelのシートを編集する感覚で画面を作成できるため、比較的とっつきやすいと感じました。

また、PostgresなどのDBMSのテーブルを参照できる点も魅力です。
データを蓄積・活用しながらアプリケーションを構築できるため、DX的な観点でも評価できるツールだと思います。

個人的に便利だと感じたのは、以下の点です。

  • Forguncy内でクエリを使ってビューを作成できる
  • テーブル間でデータを読み書きするコマンドを作成できる
  • UIを調整しながら、ユーザーの使い勝手を素早く改善できる

ローコードでも、工夫次第で実務に十分耐えうるアプリを作れると実感しました。

振り返りと今後

今回の開発を通じて、

  • 限られた期間で優先度を見極めること
  • ユーザー視点でUIを考えること
  • 現場課題を技術で解決する姿勢

といった点が特に鍛えられたと感じています。

今後は、データベースや開発言語といった基礎的な技術力もさらに伸ばし、
課題発見から解決策の提示、実装までを一貫して担えるエンジニアとして価値提供していきたいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
同じようにローコードや小規模アジャイルに取り組んでいる方の参考になれば嬉しいです。

データベースエンジニア
O

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