N&Iコンサルティング
お客様が抱えている課題を可視化し、DXによる業務変革とBPOによる業務運用最適化を融合し、新たな価値に変えていきます。
CASE 01
脆弱性運用の高度化・自動化
大手ITベンダー向け脆弱性情報運用の自動化および高度化
脆弱性情報運用を自動化・高度化することで非付加価値業務を削減し、IT組織の戦略領域へのシフトを促進すると同時に、リアルタイムなリスク可視化によりサイバーセキュリティ耐性を強化します。
課題
数十社という顧客ユーザーのシステム運用を行う中で、顧客ユーザーへのサービスレベル向上に向けて、取り組みたいタスクがあるにもかかわらず日々運用業務に負われ、プロアクティブな活動がままならない状況でした。また、セキュリティリスクにおいても、脆弱性情報を手作業で調査および収集し、システムに適用することは非常に時間がかかり、適用タイミングの遅れによってセキュリティリスクを高めてしまう可能性もあります。
解決策
Microsoft Power Platformにて、NISTおよびベンダーサイトから主要ベンダーの脆弱性情報・不具合情報をDBへ自動で取り込み、対象プロダクト等に必要なパッチ情報を、リアルタイムに適用するようにしました。
導入効果
この解決方法により、脆弱性情報にかかわる運用作業の約70%が削減できました。また、人の判断により情報収集の誤りも解消されています。
CASE 02
生成AIによる経営レポーティング高度化
化学メーカー企業向け経営レポート作成の生産性向上
生成AIを活用して経営情報の収集・分析・レポート作成プロセスを自動化・高度化し、経営判断に必要な情報提供の迅速化と、部門ごとにバラツキのある品質を向上し、経営管理業務の生産性向上を実現します。
課題
半期ごとに作成する部門別の予算決裁用資料では、化学メーカー業界に関する情報や世界情勢などを踏まえ、予算策定のための各種データの整理や考察を行っています。しかし、部門ごとに情報の粒度や内容の質にばらつきがあるため、経営側が満足するレポートに仕上げるまでに多くの時間(工数)を要し、結果として経営判断に影響を及ぼす可能性がありました。
解決策
予算決裁用資料の作成にあたり、入力データを Amazon Web Services 環境(AmazonBedrock、AWSLambda、AmazonS3 など)で処理し、日本語による予算の背景・理由・考察をAIにより自動生成する仕組みを構築しました。
AIを利用してレポートを作成する際は、内容の粒度を適切に保ち、ハルシネーションを抑制するために、プロンプト設計が重要となります。また、プロンプトの指定方法を標準化し、運用ルールとして整備することも重要です。
導入効果
この解決方法により、1部門あたりの予算決裁用資料の作成時間が半減しました。一方で、資料作成のたびにプロンプトを再設定する工程が必要となり、新たな運用作業が追加されました。また、各部門の資料作成における粒度や品質が標準化されたことで、経営者の判断が以前より速やかに行われるようになりました。
CASE 03
生成AIによる入金消込業務の効率化
大手ITベンダー向け請求書・入金データ照合の自動化支援
受発注処理における入金消し込み業務では、発注先からの請求書と入金データの照合作業の負荷が高く、特に月初に業務が集中しています。この課題に対し、生成AIを活用した業務効率化の支援を行います。
課題
発注先からの請求書と入金データの消込処理や、各社からメールで送付される請求明細データをファイルサーバーへ格納する作業は、従来より一部はExcelのマクロにより機械的に処理しているものの、多くの発注先においては手作業で対応している状況です。さらに、今後予定されている他社との統合により、作業量の増加が見込まれています。
解決策
他社との統合まで時間が限られていることから、新規ツールの導入ではなく、既存ツールの活用という視点で検討を行いました。その結果、Microsoft Copilotの機能を最大限に活用することで業務効率化を図る方針としました。具体的には、Copilotに対するプロンプトを適切に定義できるよう、伴走型の支援を実施しました。あわせて、このノウハウを組織内で活用できるよう、ナレッジとして蓄積・共有する仕組みも構築しました。
導入効果
この解決方法により、請求書と入金データの消込処理(突合処理)は、ほぼ自動化することができました。最後に人の目で確認する工程は残したものの、全体としては十分に効果的な結果を得られました。
一方、各社からメールで送付される請求明細データをファイルサーバーへ格納する作業については、パスワード解析など難度の高い工程が含まれるため、すべてを自動化することはできませんでした。
しかし、メール内容を解析してフォルダを自動作成する仕組みにより、部分的な効率化は実現できました。さらに、この取り組みで得たノウハウをナレッジ化し、他業務へ横展開したことで、効率化の連鎖を生み出すことができました。