説明が伝わらない2~3年目のインフラエンジニアへ──私を救った“1枚の絵”の話

はじめに
おはようございます。インフラエンジニアを20年以上やっているKです。
今日はIT業界に入って2~3年目の「説明したいけど、伝えられない」想いに悩むインフラエンジニアに私が乗り越えた方法をお伝えさせていただきます。
インフラエンジニアとは何か
まず、インフラエンジニアとは何か。
プログラム開発がメインのエンジニアではありません。
サーバやスイッチ、ルーターなどの物理的な要素を含む設計、構築を行うエンジニアになります。
サーバは買ってきたままでは動きません。
OSを導入し、アプリケーションをその上で稼働させ、お客様の望む世界を具現化し、夢を叶えるお手伝いをさせていただくお仕事をする人種です。
ですので、物理的に存在するものは全てインフラエンジニアが取り扱う可能性があります。
とても無限の可能性を秘めているカテゴリーですが、勘所を押さえれば構成はとても簡単になります。
今、こんな悩みはありませんか?
この沼のような世界に足を踏み入れてしまったあなたは今、きっとこうお悩みではありませんか?
|「上司に状況を説明したいのに伝わらない」
|「理解したいのにどこから学べばいいかわからない」
このままでは誤解されたままレビューが終わってしまったり、「まだ任せるには不安だな」と評価されてしまうこともあるかもしれません。
最初に任される仕事と、感じる壁
そんなあなたの最初のお仕事は手順書を渡され、その手順通りに操作を行うことだったのではないでしょうか。
手順通りやっても、引っかかるところがあるが、その説明が出来ない。
その度に悔しい想いをあなたはしていませんか?
それは私も同じでした。
私自身の失敗体験
当時サポートセンターでお客様の悩みを受け付けていた時、ナレッジでは解決できない事がありました。
その時、先輩に説明したのですが、全く伝わらない。
うまく説明できない自分が情けなくて、「自分ってセンスないのかな」と本気で落ち込んだのを覚えています。
それは、
●「自分自身が言葉を理解出来ていなかった」
●「そもそもの知識が無かった」
そういった背景もあるのですが、仕事は待ってくれません。
あまりにも説明が伝わらず、私は黙ってしまいました。
人生を変えた一言
その時に、先輩からもらった一言。
|「今の状況を絵に描いてみな、どこがおかしいかわかるから間違ってもいいから、描いてみな。」
衝撃でした。
この状況を絵に描けるんだ。この人は描けるっていうんだ。
描きました。間違ってたら恥ずかしいけど、描きました。
すると、先輩の一言。
|「ここは違う、この接続は間違っている、整理し直してみな。」
絵に描くことで気づけたこと
自分の認識が間違っている事を図式化することでようやく気づけたのです。
頭の中のあいまいなイメージが、絵にすると「抜け」と「勘違い」が露出するんです。
それ以来、まず絵を描いてみる。これを続けています。
絵は上手でなくていい
それは上等なものでなくていいです。
エクセルやパワーポイントで箱をつくり、線で結ぶ。そのレベルでいいです。
登場人物(サーバやスイッチ、ルーター)を全て描き出し、
●その登場人物がどう接続しているのか
●どのポートからどのポートに接続されているのか
それを整理するだけでも、現状を理解できます。
脳は意外とあてにならない
脳内で考えていることを紙や画面上にアウトプットする。
視覚情報で再度脳にインプットする。
意外と人間の脳はいい加減なものです。
こういうアウトプット/インプット処理をしないと、脳は正しく物事を認識してくれないものなのです。
「説明できない壁」が現れるタイミング
エンジニアを始めて1年目の方は覚えることが多く余裕がありません。
2年目でようやく、言葉を覚え始め、細かな差を認識し始めます。
だいたいこれくらいの頃から、この**「説明できない壁」**にぶち当たり始めます。
伝えるために必要なこと
難しい言葉を使う必要はありません。
|「あなたが言いたいことが相手に伝わればそれでいい」
ですので、肩肘はらず、完璧を目指さず、まずは、伝えるということを第一に据えてみましょう。
次に上司や先輩に報告する案件があったら、その前に一度、5分だけでいいので1枚の図を描いてみてください。
それは、今あなたが「わかっている」ということを改めて図式化してみると、現状が理解できますから。
最後に
IT業界に入って2~3年目の「説明したいけど、伝えられない」想いに悩むインフラエンジニアのあなたへ。
絵を描けるようになれば、
●レビュー・報告がスムーズになる
●打ち合わせの時間が短くなる
●「説明がうまい人だ」と認識され、信頼が早く貯まる
将来リーダーになったときに、チームへの説明が段違いに楽になりますよ。
それでは、また別の話題でお会いしましょう。
インフラエンジニア
K