株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ

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Service

はじめに

当社(株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ:以下N&I)では、DX(デジタルトランスフォーメーション)時代に対応したサービス展開を行うため、今年度(2020年度)より各種施策を打ち始めています。

大きくは次の4つです。

① DXインテグレーションセンター™の開設
② DXエンジニアリングサービスの立ち上げ
③ DXエンジニア社内認定制度の創設
④ DXオンラインサロンの開設

本コラムでは、まず我々がDX時代にどのように向かい合い、どのように対応していくべきかを概括的に論じてみようと思います。上記4つの個々の施策については、後続のコラムで一つ一つ解説していこうと思います。

 

なぜ、DXに関する施策を打つ必要があるのか?

今、世界では、インターネットの爆発的と言っていい普及と、クラウドをベースとしたサービスのデジタル化が急速に進行しています。このDX化に伴い、旧来型のシステム概念では説明のつかない現象が、企業活動においても、人間の社会活動においても起こり始めています。いわゆるシェアリングエコノミーなど(「所有から使用へ」とか「モノからコトへ」)と言われる社会的変革と言っていい事態が起き始めているのです。

コンピュータシステムにおいても、従来の企業活動の補助的役割(=レガシーIT)から、企業活動そのもの(本業自体)に必須の道具に変質してきています。また、我々の個人生活においてもコンピュータシステムが空気・水・電気といった必須の生活物資となりつつあります。

こういった環境下において、ITサービスの提供をメインとするN&Iにおいても、従来型のITから、DXをベースとしたITに転換をする必要があります。

 

DX時代には何が重要か?

伝統的な企業活動では、「ヒト・モノ・カネ」の三要素が重要とされてきました。カネを集め(融資・株式上場)、ヒトを雇い、モノ(建物・機器)をそろえることで、企業を営んできました。昨今のインターネットの普及、クラウド化の流れによって新規サービスを始める場合の初期投資(特にモノとカネにまつわる部分)については、相対的に少額に抑えられる状況になっています(いわゆる“スモール・スタート”)。むしろ新規事業展開においては、“スモール・スタート”でなければ事業立ち上げそのものが成り立たないのが現状です。「モノ」とか「カネ」といったものの比重が、相対的に下落しているのです。

この状況の中で、何より重要なのが、三要素のうちの残りの“ヒト”ということになります。

それでは、その“ヒト”とは何でしょうか。端的に言えば、“単なる労働力”ではなく“価値を生み出す者”のことです。“人材”という言葉がしばしば“人財”と表現される背景がここにあります。

DX時代において、何よりも必要なのは、この“価値を生み出す人財”なのです。

 

まとめ:なぜ今“価値化”なのか?

N&Iでは現下の活動方針として「個人とチームの価値化」を掲げています。その理由は、今まで縷々述べてきた時代状況に対応するためです。

それでは、価値とは何なのでしょうか?

それは、発生した問題の原因を見つけて分析し、的確な解決策を見つけ解決していくスキルであり、問題解決能力とも課題解決能力ともいったもののことです。冒頭に述べたN&Iとしての4つの取り組みは、会社組織として、この問題解決能力を醸成し最大化することが目的なのです。

そして、何よりも重要なのが、社員である我々一人一人が、この自覚を持って、課題解決に向けた取り組みをし、推進して行くことなのです。

 

DXインテグレーションセンター™ 副センター長
佐藤 桂

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