株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ

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Service

はじめに

当社(株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ:以下N&I)では、DX(デジタルトランスフォーメーション)時代に対応したサービス展開を行うため、現下において下記4つの施策を実施しています。

① DXインテグレーションセンター®の開設
② DXエンジニアリングサービスの立ち上げ
③ DXエンジニア社内認定制度の創設
④ DXオンラインサロンの開設

本コラムでは、上記③についてお話をしたいと思います。

 

DX人材を確保するには

前回のコラムでも話しましたとおり、DX人材は明らかに不足しており、その拡充が我々IT企業にとっても、喫緊の課題となっています。

欧米では、DX特にAI/IoTに関するエンジニア確保については、従来のITエンジニア要員とは、全く別に採用・確保することが一般的だと聞いております。DX化を推進するにあたっては、既存エンジニアを新たなDXエンジニアに入れ替えてしまう考え方のようです。

これに対して我が国では、要員をガラッと入れ替えるというより、やる気と能力のある人材を教育し、確保する方向になると考えます。このアプローチは一見、即効性が無いように思われますが、DXもレガシーITの進化系(多少突然変異の兆候はありますが)であることを考えれば、着実な方法だと考えます。

また、DX開発は単なるエンジニアリングではなく、ビジネスへの適用性を常に考えながら実行していくものであるため、業務知見が従来の開発より、より強く求められるものです。必要なのはツール(言語)の専門家ではなく、ツールを業務適用できる人材なのです。

我々N&Iとしても以上の観点に立って、社員にDX系技術を身に付けてもらう施策を”社内認定制度”という形で、推進しようと考えております。

 

N&Iが考える「DXインテグレータ™(DXI)社内認定資格制度」

N&Iでは、データサイエンス分野のエンジニアリングだけでなく、IT系も含め広い範囲でインテグレートや提案ができるエンジニアを「DXインテグレータ™」と定義し、DXエンジニア社内認定制度を「DXインテグレータ™(DXI)社内認定資格制度」として、以下のように考えております。

 

(1)DXインテグレータ™のスキル定義

データサイエンティスト協会(※1)のスキルレベルを参考に、N&I独自の技術/ビジネスのスキル要素を加味して、レベル1からレベル3への3段階のレベルを定義いたしました。

※1 一般社団法人 データサイエンティスト協会(https://www.datascientist.or.jp/)

 

(2)DXインテグレータ™のスキルイメージ

また、データサイエンティスト協会が定義した3つのカテゴリ(ビジネススキル・データサイエンススキル・データエンジニアリングスキル)に加え、当社独自のDX-ITスキルを入れて、4つのカテゴリに分類しました。

 

(3) 制度を定着させるための運用サイクル

この社内認定制度を定着させるためには、基礎教育からOJT(実践活動)のフォローおよび試験・評価・認定といったトータルな仕組みが必要となります。実務と教育を通じて、知識習得・実践・評価のPDCAを回すことで、着実な技術を身に付けることが可能となるのです。

 

最後に

N&Iでは、さらに「DXインテグレータ™(DXI)社内認定資格制度」の運用サイクルをDXシステム化し、収集した社員スキルデータを分析して、認定制度そのものをレベルアップさせる施策を考えております。

 

DXインテグレーションセンター® 副センター長
佐藤 桂

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