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“Being defeated is often a temporary condition. Giving up is what makes it permanent.”
「敗北は多くの場合一時的である。諦めがそれを永久にする」

アメリカのコラムニスト、Marilyn vos Savantの言葉である。彼の言うとおり、諦めない限り、敗北は永久的なものではない、そして、諦めない先にしか勝利はない。しかし、実際に先が見えない状況で戦い続けるということは、そう簡単でない。

ここに、長い敗北の日々を乗り越えて、遂に成功へとたどり着いた一人の若者がいる。Webサイト構築サービス「Weebly」のCEO、David Rusenko氏である。ここでは、彼のここまでの道のりと成功の秘訣を紹介する。
Webサイト構築サービス「Weebly」とは

Weeblyは、ウェブサイトやブログを驚くほど簡単に作成してくれるサービスで、圧倒的な使いやすさで人気を博し、日本でもネットサビーな層が使い始めている。グローバルでみると、このサービスを使って構築されたウェブサイトは1500万にも上るという(11月現在、TechCrunch日本版)。無料のプランと共に月額4ドルから利用できるプレミアムプランも提供されており、英語の他にも、日本語、中国語、フランス語など全部で11ヶ国語で利用が可能である。
成功までの長い道のり

今では多数のユーザー数を誇る人気サイトへと成長したWeeblyだが、サービスが始まった当初から多くの人に注目されていたわけではない。それとは逆に、サイトの立ち上げからしばらくの間、Weeblyはなかなかユーザー数を伸ばすことができずにいた。

Weeblyは2006年2月に、まだ当時大学生だったRusenko氏らによって立ち上げられた。当時のユーザー数は、多くてもせいぜい数十人というところだったという。しかし、その後、転機が訪れる。ベンチャーキャピタル「Y Combinator」のプログラムに合格し、それを機に、彼らはサンフランシスコへと拠点を移した。米TechCrunchに取り上げられたことなどにより、サイトへのアクセス数は激増したという。Weeblyはこのまま人気サイトへと成長していくかに思われた。

しかし、実際そうはいかなかった。サイトへのアクセス数は、時間が経つにつれて落ち込んでいき、また1日のユーザーが50~60人という時期が続いた。

ところは、サイトの立ち上げから20ヶ月がたった頃、急にアクセス数が上昇を始めたという。それは特に何かの賞を受賞したとか、大きくメディアに取り上げられたからという理由からではなかった。おそらく、遂にWeeblyが時代のニーズに合うようになってきた、ということだったのだろう。
Weebly、成功の秘訣

Rusenko氏は、Weeblyの創業を通じて学んだこととして「諦めないこと」を強調する。確かに、大抵の人はサイトのアクセス数が数ヶ月伸び悩めば、「このウェブサイトはきっと時代のニーズにあっていないんだ」と割り切って、サイトの運営をやめてしまうだろう。しかしWeeblyの成功は、Rusenko氏らがいくらアクセス数が落ち込んでも、諦めずに挑戦し続けたからこそ。Rusenko氏の言うように、「やめてしまっては成功にはつながらない」のである。

しかし、決して「諦めないこと」が全てではない。Weeblyは、低迷を続けた20ヶ月の間、ユーザーのフィードバックを受けながら、着々と進化を遂げてきた。Rusenko氏は、自身の成功を、進化を続けたWeeblyが遂にユーザーに気にいられた結果と分析する。
まとめ

Rusenko氏は、「毎日仕事に行くのが楽しみだ」と語る。Weeblyの運営に強いパッションを持っているのだ。諦めないこと、常に進歩を続けること、そしてパッションを持つこと。これらはスタートアップ企業だけでなく、全ての人に当てはまる成功への法則ではないだろうか。
参考:

 

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