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コンピテンシー面接とは、『過去の具体的行動に関する具体的事例を聞き出すことで、行動特性を抽出し、
将来の行動を予測する面接手法』となります。
言い換えると、過去の体験や実績について、色々質問をしていく面接手法です。

「たまたま運が良くて結果が出たのか?」それとも「継続的に結果を出せるのか?」など、その人の行動特性から判断をする面接になります。
この面接の場合、基本的に一つのもの(たとえば、過去のプロジェクトなど)を掘り下げていく面接になります。
仕事上で大切なのは、結果を出すことはもちろんですが、
通常の面接では、質問を通してその人の論理性や理解力、話し方や動作などから読み取れる人柄などを全般的に見ます。
ただし、細かい話については、あまり突っ込んで聞いたりしません。話を聞いていて、「こいつはなかなかデキそうだ」と思えればよいわけですから。

では、コンピテンシー面接はどうでしょうか?

例えば、次のような指標があるとします。

  • リーダーシップ

リーダシップのある人は、仕事のできる人が多いですね。企業は、そういう人を欲しがります。
たとえば、面接官は、「リーダーシップ」というコンピテンシーを検証するために、突っ込んで聞いてきます。

「わたしは、20億円規模のSIプロジェクトを成功させた」と言っている人がいますが、その詳細を聞いていくと
「実際は別の人がリーダで、かれはお手伝いをしていただけ」なんていうことが良くあります。
「おれ有名人の友達なんだ」と言う人の話と同じですね。詳細を聞かれると、ハッタリをきかせにくくなるものです。
また、事実のみにしか興味を持たないのも、この面接の特徴です。意見や考え方なら幾らでも素敵にできますが、事実は飾れません。

コンピテンシー面接のポイントになるのは、次の点です。

  • 詳細に聞く
  • 事実のみ、意見は聞かない

このプロジェクトは、のべ何人のエンジニアが関わりましたか?

このプロジェクトにおけるあなたの役割は何でしたか?

苦労した点は何でしたか?

リーダーとして、どのように解決しましたか?

反対している人をどのように説得しましたか?

など

今後、コンピテンシー面接が主流になっていくことでしょう。

(川瀬)

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