携帯に忍び寄る魔の手――あなたのウイルス対策は大丈夫?
2014-01-22

コンピューターのウイルス対策ソフトは毎年きちんと更新していても、携帯電話のセキュリティー対策は、意外と盲点になってしまっていることがある。
しかし、今日では多くの人がスマートフォンで様々な個人情報を処理しており、ウイルス対策を怠ると大きな損害を受けることになりかねない。
今回は、携帯電話を狙う様々なタイプのウイルスと、それらからあなたの個人情報を守るための方法をご紹介しよう。

79%ものウイルスがターゲットとしている携帯電話は…

ハッカーたちが作り出すウイルスのうち、79%がAndroidのシステムをターゲットとしているという調査結果が発表された。
Androidの次に多くターゲットとされているのは、NokiaのSymbianで19%。また、Androidに次いで多くのユーザーを誇るiOSを標的とするウイルスは全体の0.7%に過ぎないという。
この結果は実際にどれほどのユーザーがウイルス被害を受けるかを直接表したものではないが、業界トップのシェアを誇るAndroidがこれほどにも多くのウイルスのターゲットになっているというのは、ユーザーにとっては大変不安である。

そのハッキングの方法とは?

ウイルスの侵入方法は様々だが、そのほとんどは3つに分類することができる。
SMS型トロイの木馬、ルートキット、そして偽のGoogle Play ドメインである。

1. SMS型トロイの木馬
Androidシステムへの攻撃の半数を占めるのが、SMS型トロイの木馬である。
このウイルスは、まずユーザーの電話番号をハッキングし、そこからPremium-rate number(有料情報サービス)へとメッセージを送ってしまう。
それによって、ユーザーは高額な料金を請求されてしまうのである。これにはAndroid security suiteといったウイルス対策ソフトが有効である。

2. ルートキット

このウイルスは、ユーザーのキーの打ち方をハッキングし、それによってパスワードやファイナンシャル情報など、ユーザーが携帯に打ち込む情報を全て盗み出すことができる。
ルートキットはその存在を隠して活動するところに特徴があるが、Carrier IQ Testと呼ばれるプログラムで見つけ出すことが可能である。

3. 偽のGoogle Play ドメイン

これは公式なGoogle Play ストアと酷似しているが、ユーザーの個人情報を盗み出したり、端末をハイジャックしたり、Android OSを絶え間ない広告でいっぱいにしてしまったりするような、有害なソフトウェアを配信している。公式ストアからのみアプリを検索するようにすることが有効な防御法である。

Android携帯をウイルスから守るには

多くのウイルスがまんまとAndroid携帯への侵入を果たしてしまうのは、実はその端末が最新バージョンのOSを搭載していないことに原因がある。
しかし、多くの端末が2年目以降になるとシステムのアップデート提供をストップしてしまうので、Android携帯を最新の状態に保つことは容易ではないのが現状である。
よって、ユーザーは主体的に携帯のセキュリティー対策を講じていく必要があるのだ。

まとめ
インターネットバンキングやオンラインショッピング、様々な用途にスマートフォンが使用される今、私たちはそこに潜む危険にも注意を向ける必要がある。
大切な個人情報を守り安全にモバイル端末を活用するため、今一度、携帯電話のセキュリティー対策を見直してみよう。

参考:
79% of Mobile Malware Targets Android http://www.tomsguide.com/us/mobile-malware-targets-android,news-17452.html
画像:photo credit: JD Hancock via photopincc