米ラスベガスで毎年行われるハッカーの会合、ブラックハットとデフコン。
2013年の大会でもまた、世界屈指のハッカーたちが最新のハッキングテクニックを披露しあった。
ここでは、その中でも特に注目を集めた5つの恐ろしいハッキングテクニックと、そんな脅威に対抗すべく開発された最新のサイバーセキュリティーシステムをご紹介しよう。
怖すぎる!驚異のハッキングテク5連発
1. 人の命を脅かすハッキング
現在、ペースメーカーから手術のスケジュールまで、病院のシステムは全てネットワーク化されており、ここにハッカーが侵入すると患者の命に係わる大惨事を引き起こしかねない。
病院関係者はこのような危険と隣り合わせにあるということをきちんと認識する必要がある。
2. テレビに監視される
ブラックハットの会合では、ハッカーがサムスンのスマートテレビに侵入し、そのフロントカメラやマイクロフォンからテレビを見ている人を監視する様子が実演された。
あなたも何気なくテレビを見ているときに、実は目の前のカメラから誰かに監視されているかもしれないのだ。
3. 暴走する車
ハッカーたちは、フォードエスケープやトヨタプリウスなどのソフトウェアに侵入することができる。
すると、パソコンからの操作のみで、パワーステアリング機能を麻痺させたり、GPS機能を混乱させたり、速度計を操ったりすることが可能になってしまうのだ。
4. 電気や水が危ない!
高圧電線網や浄水システムは、双方ともに信頼性の低い技術で管理されており、外部からの攻撃に対して大変無防備である。
人々の生活の土台となるインフラが、ハッカーたちによって破壊されてしまうかもしれないのだ。
5. iPhoneの充電器からハッキング!?
iPhoneの充電器を使って、遠隔操作で攻撃を仕掛けることができるアプリが存在するという。
これを使うと、ユーザーに気づかれることなくツイートの投稿をしたり写真を撮ったりという操作が可能になる。これを受けたApple社はすぐに修正に取り掛かったという。
ハッカーたちに立ち向かえ!タイピングパターンで外部からの侵入を見破る?
そんな恐ろしいハッカーたちから人々の大切なデータを守るため、アイオワ州立大学の教授らによって、驚きのサイバーセキュリティーシステムが開発された。
文字を打ち込む間隔、見慣れない文字の検索、馴染みのない単語のスペルの仕方などは、全て個人の過去の経験と関係しており、それはタイピングのリズムの違いとして現れてくるという。
この新しいセキュリティーシステムは、ユーザー特有のタイピングパターンを認識し、他者のそれと区別することで、外部からのシステムへの侵入を察知することができるのである。
このシステムは、まず最初の90分間でコンピューターのオーナーのタイピングパターン情報を集めて記憶し、その後は常にネットワークユーザーの動きを監視する。
これによって、ログイン時の本人確認だけでなく、セッションがアクティブな間は常にネットワークが誰によって使用されているのかを確認することが可能となるのだ。
米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)も以前からこのシステムに注目しており、この研究チームに50万ドルの補助金を出してシステムの開発をサポートしたという。
まとめ
世界のハッカーたちも常に新しい方法でシステムへの侵入を試みてくるが、それを迎え撃つセキュリティー技術も、日々進化を遂げている。その戦いはこれからも続く。
参考:
Five Scariest Cybersecurity Threats at Black Hat, DefCon http://www.cbsnews.com/news/5-scariest-cybersecurity-threats-at-black-hat-defcon/
Engineers Use Keyboard, Mouse and Mobile Device 'Fingerprints' to Protect Data http://www.sciencedaily.com/releases/2013/11/131119100929.htm
画像:http://pixabay.com/en/keyboard-mac-white-silver-57242/